イライラ抑える漢方のお話


ちょっとしたストレスで「なぜだか、わからないけれどイライラする」「いつもならこんなことでイラつかないのに……」と思うことがありますよね。今回はそんなイライラについてのお話しです。(2016.3.11)


 

 

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どうして? イライラの原因が知りたい!


ちょっとしたことで、イライラしたり、不安になったり、うつっぽくなったり、情緒が不安定になることはありませんか?
ちょうど、PMS(月経前症候群)の時期だったりすると、輪をかけて症状がつらくなることも。
原因としては、女性ホルモンのバランスの乱れや、感情に関係する脳内物質セロトニンの影響などもあります。
女子力をアップするためにも、イライラやメンタルの不安定さは、スッキリ解消しておきたいですね。

ということで、今回はイライラ改善に役立つ漢方薬をいくつかご紹介します。
「イライラ抑えたい!」人へのおすすめ漢方

まず、「加味逍遥散(かみしょうようさん)」。

イライラ、肩こり、不眠、頭痛、疲れ、だるさなどがある人に。
プレ更年期に悩んでいる人にもおすすめです。
加味逍遥散(かみしょうようさん)は、10種類の生薬(すべて植物です!)からできています。

そのうちのいくつかを紹介すると……

柴胡(さいこ)」は、セリの多年草のこと。
山梔子(さんしし)」クチナシのことです。
甘草(かんぞう)」黄色いきれいな花を咲かせます。
生姜(しょうきょう)」ご存知のショウガです。
薄荷(はっか)」もちろん、ハッカのこと。

これらが配合されることで薬としての効果を発揮します。

次は、「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」。
イライラ、頭重、おなかが張る、便秘、肩こりなどのある人に。
この漢方薬には、「桂枝(けいし)」=シナモンが含まれています。

そして、「桃核承気湯(とうかくじょうきとう)」。
イライラ、のぼせ、便秘、腰痛、肩こりのある人に。
これには、「桃仁(とうにん)」=桃の種が使われているんです。

漢方薬は、植物の力を最大限に利用したお薬だと思います(漢方薬の生薬には、植物のほか動物のゼラチンや鉱物なども使われています)。

漢方の疑問、質問は、「みんなの漢方®」( http://www.mkampo.net/ )にアクセスしてみてください。

イライラは、冷えが根底にある人に多いので、春になっても油断せずにおなかを温めてくださいね。冷たいものより温かいものを飲んで。冷える日は、腹巻きがおすすめです!

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増田美加 mika masuda
女性医療ジャーナリスト

人気女性月刊誌や女性専門サイトで、数々の女性のための医療&健康・美容現場を取材&執筆。約30年にわたって2000名以上の医師と会う。『婦人画報』『GINGER(ジンジャー)』での連載のほか、『美的』『日経ヘルス』『からだにいいこと』『OGGI』などで執筆活動を行う。著書に『医者に手抜きされて死なないための 患者力』(講談社)『女性ホルモンパワー』(だいわ文庫)『死ぬまで老けない人になる アンチエイジング50の常識』(小学館)など多数。

増田美加2015年 ■公式ホームページ http://office-mikamasuda.com/