【植物物語】和のハーブ「シソ」で花粉症を撃退!美肌効果も!


まだまだ寒い日が続きますが、そろそろ花粉が気になりだす時期ですね。今月は清涼感のある香りが特徴の日本の伝統的な和ハーブ「シソ」をクローズアップします。美肌や疲労回復効果のほか、花粉症などのアレルギー疾患を和らげる働きがあるといわれています。毎日の食卓にシソをとりいれて、つらい時期を乗り切りましょう。(2018.02.16)


shutterstock_309425837


免疫の過剰反応を抑えて花粉症を改善!


シソは原産が中国で、日本でも縄文時代から栽培されていた伝統的な和ハーブです。梅干しや紅ショウガなどの色付けに使われる赤ジソ、薬味や料理の彩りに使われる青ジソの2種類が主なものです。

シソの香り成分に含まれるフラボノイドの一種である「ルテオリン」には、アレルギーや炎症を抑える作用があるといわれています。花粉症のくしゃみや鼻水、皮膚のかゆみなどは、花粉に対して免疫機能が過剰反応することによって起こります。ルテオリンは免疫の過剰反応を抑える働きがあるので、つらい症状をやわらげることができます。また、シソの油から抽出されるαリノレン酸にも、アレルギーを抑える働きがあります。


肌や体を元気にする成分がいっぱい!


 シソにはβ-カロテン、カルシウムをはじめ、ビタミンやミネラル類も豊富に含まれているので、美容や健康に次のような効果が期待できます。

■美肌効果
新陳代謝を促し、肌のターンオーバーを正常に整えるβ-カロテンやビタミンB2、E、アントシアニン、カルシウムなどが豊富です。

■眼精疲労予防
シソに含まれるβ-カロテンは体内でビタミンAに変化します。ビタミンAはロドプシンという目の網膜を構成する要素なので、シソをとることで眼精疲労を予防します。

■骨や歯を強くする
シソにはカルシウムやマグネシウム、亜鉛が豊富なので、骨の代謝を助け、丈夫な骨や歯を作るのを助けてくれます。

■疲労回復
シソに含まれているビタミンB₁は、食事からとった糖質をエネルギーに変えてくれるので、疲労回復にも役立ちます。

■貧血予防
血液の材料となる鉄と、鉄の吸収率をアップするビタミンCも含まれるため、貧血を予防してくれます。

 


シソを効率的にとるコツは?


シソの理想的な1日の摂取量は10~20枚といわれています。薬味や添え物などの使い方では、なかなかそこまではとれません。刻んでドレッシングにしたり、本来ならバジルで作るジェノベーゼソースのように、オリーブオイルやニンニクと一緒にミキサーにかけて、パスタやパンと一緒に食べるのもおすすめです。また、赤シソを使用したジュースを飲んだり、「ゆかり」のふりかけを料理のアクセントにするのもいいですね。

シソからとれた油は「シソ油」「えごま油」として販売されています。熱に弱いので、ドレッシングやマリネなど、加熱せずに使うことをおすすめします。

また、シソの成分が含まれるサプリメントもあるので、生のシソをとる機会のない人は、サプリメントを利用するのも一つの方法です。

おいしく食べながら、花粉症対策をしましょう!
(取材・文/植物なんとか部)