【植物物語】「ローズバッツ」で気になるニオイを撃退!


まだ夏には早いですが、まるで真夏のような陽気の日が増えてきましたね。日中歩いていると少し汗ばむような気温になってきました。汗をかきやすいこれからの季節、ニオイのエチケットにも気を付けたいものです。今月は、優雅な香りでクレオパトラや皇帝ネロにも愛されたといわれる、バラのつぼみ「ローズバッツ」をご紹介します。(2018.05.18)


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古くから美容や健康に重宝された「花の女王」


バラを表す「ローズ(Rose)」と言う名前は、一部の品種の花弁が赤いことから、ギリシャ語の「赤い(Rhodon)」に由来しているといわれています。うっとりするような上品な香りには、500種類以上の成分が含まれています。花を日干しにして薬用にすると、貧血や過労、粘膜の荒れや呼吸器疾患、腸の炎症や下痢など効果があるといわれています。バラから抽出したローズウォーターは、眼炎の治療、うがい薬などに使われてきました。

現在でも、バラの香りを活用したコスメやリラクゼーショングッズ、食品など、さまざまな商品がつくられ、世界中で美と健康のために利用されています。

気になる体臭や口臭を抑える働きも!

バラに含まれる香り成分には消臭効果があり、気になるニオイを抑制するという研究結果があります。多くの人から好まれる香りなので、ルームスプレーや消臭剤、芳香剤などにも用いられています。その他にもバラの香りには鎮静効果があり、リラクゼーション効果や、ストレス解消効果もあるといわれています。

また、サプリメントなどで体内に取り入れることで、香り成分のひとつであるゲラニオールが体内に吸収され、汗とともに放出されます。汗や皮脂などによる体臭や口臭を抑え、よい香りを漂わせることができます。他人のニオイが気になっても指摘しづらいので、ニオイが気になる季節には、エチケットとして自分で対策しておきたいですね。


美肌やリラクゼーションにも期待大!


その他にも、バラにはさまざまなうれしい効果があります。その代表的なものを紹介しましょう。

■美肌効果
ローズバッツエキスには、肌の張りや潤いに欠かせないコラーゲン分解酵素の産生を抑制する作用が確認されています。また、摂取することで、コラーゲン合成促進も期待できるので、肌のアンチエイジングにも役立ちます。

■ホルモンバランスアップ
女性ホルモンのバランスが乱れることによって起こる月経不順やPMSや更年期症状に効果があるといわれています。

■炎症抑制作用
肌荒れや発疹や日焼けを鎮静させる作用があります。

■記憶力アップ
ドイツのリューベック大学で行われた実験では、バラの香りには記憶が定着するのを助ける効果があると発表されています。

■抗菌、抗ウィルス効果
インフルエンザウィルス感染を予防する効果があることが実験でわかっています。

 
日常生活にバラを取り入れるには、さまざまな方法があります。ローズバッツのハーブティーやワイン、ジャムなどの食品から摂取したり、ローションや香水、入浴剤などを用いるなどして、上品な香りを満喫してみてはいかがでしょうか。