【BOTANICAL RECIPES】二日酔いによいレシピ


植物のチカラを手軽においしく採り入れるレシピをお届けする“BOTANTICAL RECIPES”。野菜ソムリエの公門秋絵さんにフルーツとウコンを使ったジュース『二日酔いによいレシピ』を教えてもらいました。(2018.04.12)


春は新生活の始まり! 転勤や新しい人との出会いもたくさんあります。歓送迎会の季節ですよね。
暖かくなってお花見しながらの飲み会も楽しい!!これから暖かくなる前触れを感じ、気持ちもワクワクしてしまいます。私もたくさんは飲みませんが、好きですよ、飲み会!

そんな飲み会の翌日「昨日飲みすぎちゃって・・・」なんて会話も聞こえてきそうですが、
二日酔いってホントにつらい。早くスッキリしたい・・・と皆さん思われますよね?

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二日酔いを予防・緩和する
食べ物・飲み物


二日酔いに効くもの、結構色々あるんですよ!

・果糖
・シスチン
・タウリン
・カフェイン
・セサミン
・タンニン
・リコピン

果糖は果物に多く含まれる成分。りんご、ぶどう、びわ、なしなど、果物だったら何でもというわけではありませんが、アルコールを分解してくれるので、朝ジュースなどで飲むとよいかもしれないですね。

シスチンはアミノ酸の一種。解毒作用、抗酸化作用があります。シスチンから作られるグルタチオンという水溶性の抗酸化物質は肝臓における解毒作用をサポートしてくれます。動物性たんぱく質に多く含まれ、肉(鶏、豚、牛)、魚(カツオなど)、ナッツ類でカシューナッツ、アーモンド、納豆、クルミにも多く含まれます。

タウリンはアミノ酸ですが、他のアミノ酸と違い体内で遊離した状態で存在しています(アミノ酸同士が結合するとたんぱく質になります)。肝臓、心臓、脳、骨格筋、網膜などに多く含まれています。カニ、エビ、イカ、タコをはじめ、シジミ、ハマグリ、カキ、サザエなどの貝類、アジやサバといった近海魚、ブリやカツオの血合いの部分に多く含まれています。

カフェインは二日酔いの症状でよくみられる頭痛を、血管収縮作用によって和らげる効果があります。また、コーヒーを飲むとトイレが近くなったりしますが、カフェインの利尿作用のためです。毒素を早く外に出すことで二日酔いの症状を軽くしてくれます。コーヒーを飲むときはミルクと砂糖を入れてくださいね。二日酔いで弱った胃にブラックコーヒーは刺激が強いので、ミルクでやわらげ、砂糖は肝臓の機能を高める効果があるのでアルコール、毒素の分解を促進してくれます。

セサミンはゴマにしか含まれない栄養素です。ゴマが二日酔いに効果があるのは多くの脂質が含まれるためです。脂肪は胃の中ではほとんど消化・吸収されず、十二指腸でようやく消化され始めます。 他の食品と比べても吸収に時間がかかります。そのため、アルコールの胃での吸収を抑え、さらに腸での吸収速度もゆっくりになるため急激な酔いを防止する効果に優れています。また吸収を抑えるだけでなくアルコールやアセトアルデヒドを分解する酵素を多くしてくれたり、肝臓の機能を回復し、保護してくれます。

タンニンは柿に含まれ昔から二日酔いに良いと言われています。柿に含まれるシブオールというタンニン系ポリフェノールの一種で渋みのもとになるものですが、甘柿にも含まれています。このシブオールがアルコールの吸収を阻害し、ビタミンCとの相乗効果でアルコールの分解・排出を促進する働きが期待されています。さらにカリウムが利尿効果を加え二日酔いの緩和を助けてくれます。

リコピンはトマトに含まれる成分ですが、アセトアルデヒドの作用を抑える働きがあるだけでなく、解毒作用のあるグルタチオンや利尿作用の高いカリウムも多く含まれているため、二日酔いの症状の改善に効果を発揮してくれます。

二日酔いにならないためには、まず、食べる前に脂質を取るというのは世界共通かもしれません。
ヨーロッパではオリーブオイルをスプーン1杯飲むとよいと言われています。
それから、空腹の状態でお酒を飲まないことも大事ですね!

※アセトアルデヒドは、血液中のアルコールが肝臓のアルコール脱水素酵素(ADH)によって分解された中間代謝物質です。このアセトアルデヒドはアルコール本体よりも強い毒素を持っていて、血管を膨張させて吐き気や頭痛を引き起こす有害物質です。

二日酔いの朝に効く!
復活のジュースレシピ


それでも翌日二日酔いになってしまった時には少しでも楽になる方法を知りたいものです。
果物は季節によって手に入らないものもあるかもしれませんし、ジュースなどを利用するのもいいでしょう。果糖を含むりんごや柑橘系のジュース、リコピンを含むトマトジュースであれば、二日酔いの朝でも飲みやすいかもしれないですね! 皆さん、飲む前に飲む!飲みすぎたら飲む!ということを頭に入れつつ、程々にお酒を楽しんでくださいね。

二日酔いの時は水分不足になりがちなので、なるべく水分補給を。
気分が悪くてもさっぱり飲めて、効果があるジュースレシピを紹介します!

◎二日酔いによいレシピ◎
【材料】(2杯分)
リンゴ 1個
グレープフルーツ 1個
はちみつ 小さじ1~2
ターメリック 小量

【作り方】
①りんごの皮をむき、種の部分を取り除きます。
②グレープフルーツの皮をむき、中の薄皮まで丁寧に取ります。
③低速ジューサーにカットしたりんごとグレープフルーツをいれます。
④繊維質と果汁に分かれて出てくるので、果汁の方にはちみつとターメリックを入れ混ぜます。
⑤グラスに注いで完成!

※低速ジューサーがない場合は普通のミキサーでもOK。繊維質を取り除きたい場合はこし器でこすと飲みやすくなります。
※今回グレープフルーツはホワイトを使用しています。
※グラスに注いだら早めに飲んでください。ターメリックは下に沈みやすいので時間をおいてしまったらまたかき混ぜて飲んでください。

グレープフルーツやリンゴは果糖やビタミンCを多く含み、はちみつもまた果糖の効果でアルコールを分解してくれます。
そして、ウコン(=ターメリック)はクルクミンというポリフェノールの一種がアセトアルデヒドの分解をしてくれるので、お酒を飲んだ後に摂取すると効果が見られます。

ただ、気分が悪いと何も作る気になれないかもしれませんよね。
その時は果汁100%ジュースなども活用してください。
またご家族や大切な方が二日酔いで苦しんでいたら、愛情たっぷりの手作りジュースを飲ませてあげると効果テキメンだと思いますよ!

 

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公門秋絵
Akie Kumon
企業で15年程広報・広告の仕事を経て、糸島市(福岡)で古民家を改装した自然食の店舗、カフェ、レストランにて取締役として企画・開発・販売まで行う。この頃に通った糸島では野菜作りにも興味を持って畑をやり始める。現在は「cu mondo(クモンド)」毎日を楽しくする衣食住の情報サイトを立ち上げ、時々訪れる海外の情報を交えながら福岡から発信。オーガニック野菜やこだわりの野菜、加工品などを販売するモンマルシェも開催。OVJ(オーガニックビレッジジャパン)福岡担当としてオーガニックに関わる情報を収集中。
■cumondo  http://cumondo.sakura.ne.jp/