春先の肌トラブルを「カンゾウ」でガードする!


桜が少しずつ花開き始め、少し春らしくなってきました。今月は、別名リコリスとも呼ばれ、西洋でも東洋でも古くから薬用に用いられてきた「カンゾウ(甘草)」をご紹介しましょう。抗炎症、抗酸化作用があるといわれ、風邪薬や胃腸薬に用いられるほか、美肌やアンチエイジング効果も注目されています。季節の変わり目は、肌の調子も悪くなりやすいのでカンゾウエキス入りの化粧品を選ぶのもおすすめです。(2018.03.16)


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紀元前から薬草として重宝された植物


 

カンゾウはマメ科の多年草で、産地は世界中に広く分布しており、欧州、中国、ロシア、中近東などが主な産地です。東洋でも西洋でも薬用植物としての歴史は長く、紀元前5世紀ごろに活躍した医者ヒポクラテスも用いていたといわれています。また、中国最古の薬物書で「神農本草経」にも、カンゾウの効能が記されています。

カンゾウの甘味は強く、一般的な砂糖の50~80倍といわれています。甘み成分には、グリチルリチン、ブドウ糖、ショ糖などが含まれています。


さまざまな肌トラブルを抑えて美白肌に


 

 カンゾウから抽出された「カンゾウエキス」はさまざまな医薬品、医薬部外品、化粧品に使われています。どのような効果が期待できるかをチェックしてみましょう。

 

■肌荒れ・吹き出物を改善

カンゾウの根の部分に含まれるグリチルリチンには強い抗炎症作用があり、肌荒れや吹き出物などの肌トラブルをおさえる働きがあります。また、吹き出物の跡が残るのも防いでくれます。

 

■シミを防いで美肌になる

カンゾウの根のエキスは、美白化粧品によく含まれています。カンゾウの根には、メラニン生成をおさえるグラブリジンという成分が含まれており、ビタミンCの約250倍もの美白効果があるといわれています。色素沈着やシミ、そばかすを引き起こすメラノサイトに働きかけることで、メラニンの生成を防ぎます。

 

■肌のキメを整えて保湿力アップ

カンゾウの美肌効果というと、根に含まれる成分が注目されがちですが、カンゾウの葉から抽出された成分には、肌のセラミドを作る力を高める作用があることが実験などでわかっています。セラミドとは、私たちの肌の角質層を形成している脂質の一種で、肌のうるおいややわらかさを維持して、肌を守るバリアとして働いています。セラミドを作る力を整えることで、肌の内側からうるおった、しっとり肌を作ることができます。

 

■アンチエイジング効果

カンゾウに含まれるフラボノイドには、抗酸化作用という活性酸素を除去する力があります。活性酸素は細胞を酸化させて、老化やその他の病気を引き起こす原因だといわれています。活性酸素を除去することで、アンチエイジング効果も期待できます。

 

■アレルギーを抑制効果

抗炎症効果のあるグリチルリチンには、抗ヒスタミン、抗アレルギー作用もあるので、炎症を抑え、かゆみなどを和らげる作用があるといわれています。


カンゾウをスキンケアに取り入れるには?


 

カンゾウエキスは、ドラッグストアや化粧品売り場などで手に入る身近な化粧水、乳液、美白化粧品、基礎化粧品、ヘアケア用品などに配合されています。これから化粧品を選ぶときは、原材料名をチェックして、カンゾウエキスを用いられた化粧品を選んでみてはいかがでしょうか♪

 

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